よくある症状・相談

生理痛がつらい

本来、健康な状態でしたら「寝込むほどの生理痛」は起こりません。
「だんだん生理痛が重くなっている」「鎮痛剤が効かない」「生理痛で仕事(または学校)を休むことがある」などのお悩みがありましたら、ぜひ一度婦人科へ受診し、子宮内膜症や子宮筋腫などの疾患が隠れていないかを調べてもらいましょう。
生理痛が重い方の40~50%に、子宮内膜症が隠れているという報告もされています。 早期発見して、不妊症を予防していきましょう。

生理不順

生理周期が25日以下または38日以上になっていると、生理不順が疑われます。生理不順が起きている場合は、下垂体性無月経や多嚢胞性卵巣症候群、高プロラクチン血症、甲状腺疾患などの疾患が隠れている恐れがあります。
いつ生理が来るか分からないと、遠出や妊娠の予定を立てるのが難しくなってしまいます。ホルモン剤やピルの服用で調整できますので、「2か月以上生理が来ていない」「2週間でまた生理が来た」などでお悩みの際は、お気軽にご相談ください。

不正性器出血
(生理以外の出血)

卵巣機能不全のような、ホルモンバランスの乱れによって発症するケースもありますが、ポリープや子宮頸がん、子宮体がんなどのような疾患が隠れていることもあります。
また、排卵出血やクラミジア頚管炎、萎縮性膣炎が原因で起こることもあります。 原因を特定し、適切な治療を受けることが大事ですので、放置せず早めに受診しましょう。また日頃から基礎体温表を記録している方は、受診時に忘れずお持ちください。

下腹部痛
(生理期間以外)

婦人科疾患で診る腹痛は、恥骨の少し上からヘソの下までに起こるものが多いです。 婦人科で問題が無いと言われた場合は、腸からの痛みである可能性が高いため、消化器内科へ受診しましょう。
腹痛が起こる婦人科疾患としては主に、子宮筋腫や卵巣嚢腫、子宮附属器炎などが挙げられます。 あまりにも痛みが激しいと、卵巣嚢腫茎捻転や卵巣嚢腫破裂、卵巣出血、骨盤腹膜炎などの疾患が疑われます。
これらは入院・手術が必要な疾患ですので、連携施設をご紹介いたします。

生理の量が多い
(過多月経)

「1時間に1回、普通用のナプキンが溢れるくらいの経血が出る状態」が過多月経です。ホルモンバランスの乱れによって起こるケースもありますが、子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮頚がん、子宮体がんなどが隠れている可能性もあります。
多量の出血が一時的に1週間続いた場合は、ホルモン剤を使った治療が必要になりますので、出血中でもお越しください。

おりものが気になる
(量・臭い・色)

おりものの量や臭いは個人によって異なります。 ただし、カンジダ膣炎や細菌性膣炎、クラミジア頚管炎、淋菌頚管炎、子宮頚管ポリープなどの疾患があると、おりもののトラブルが起こりやすくなります。
また、タンポンの取り忘れなどが原因である場合もあります。 普段よりも量が多い、臭いが強い場合は、放置せずに当院までご相談ください。

生理前のイライラ・不調

生理前になるとホルモンの影響によって、普段より感情のコントロールが出来なくなることがあります。この場合は、PMSやPMDDなどが疑われます。
ホルモン剤の服用によって排卵をおさえ、症状をコントロールすることが可能です。
パートナーや周囲の方々に理解して頂くことも大事ですが、生活習慣の改善など、ご自身でもある程度対処出来ることもあります。
生理前のイライラ・不調でお悩みでしたら、気兼ねなくご相談ください。

外陰部のかゆみ

外陰部は皮膚と粘膜の両方が存在している部分です。それに加えて、ナプキンや経血、おりものなどによる刺激を受けやすいことから、かゆみ(炎症)が起こりやすい部分だと言えます。
カンジダ腟外陰炎や接触性皮膚炎の可能性があるため、かゆみでお悩みの方はぜひご相談ください。

外陰部のできもの

「外陰部のできもの」は性感染症のサインです。しかし、痛みやかゆみを伴わないできものもあるため、感染していることに自覚出来ないケースも多々あります。性感染症は性行為によって感染する病気のことです。
性感染症の多くは、コンドームを着用したりパートナーと一緒に気を付けたりすることで、予防・治療することが出来ます。 ただし、自覚症状に乏しい感染症もたくさんあるので、定期的な検診を受けて予防に努めましょう。

生理をずらしたい

旅行や受験など、大きな予定を控えている時には「月経移動」をお勧めします。月経移動とは、ホルモン剤を飲むことで生理周期をずらし、大きなイベントに生理が被らないようにする治療法です。 月経移動は大きく分けると、生理を早める方法と、遅らせる方法があります。
時間に余裕がある方には、生理を早める方法を推奨します。 ただし、ホルモン剤を飲むことによる副作用(吐き気、嘔吐、だるさ)や、血栓のリスク上昇などのデメリットもあります。

思春期の相談

女性は思春期を迎えるようになると、女性ホルモンの分泌が急激に増え始めます。心身ともに劇的な変化に晒されるようになるため、ご自身だけでは解決するのが難しい、心身のトラブル(生理の乱れ、イライラ、情緒不安定など)も起こりやすくなります。
当院では、ダイエットや精神的負担からくるストレスなど、思春期特有のお悩みに関するご相談にも対応しています。
保護者同伴でのご相談も可能ですので、お気軽にご相談ください。

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